メモリって?/スマホを選ぶ際に必要な機能やスペックの見方や知識を必要なことだけイチから話します。
メモリとはその名の通り情報を記憶している場所のこと。
パソコンやスマホなどのコンピューターにおいては、2種類のメモリが存在する。
一つは画像や動画などの情報を記憶しておく場所。
もう一つは情報処理をするときに一時的に情報を引き出すための場所。
前者をROM (read only memory)、後者をRAM (random access memory)という。
ROMが大きければそれだけ多くの写真や動画が保存できる。最近のスマホでは32GB~128GBくらいまでがある。
RAMが大きければそれだけ同時に多くの種類の処理をこなすことができる。これは多くのアプリを同時起動できるということ。スマホでは1G~4Gが一般的であるけれど、最近が6Gとか8Gといった「もはやパソコンか?」と見間違えるようなものも多い。
両方ともメモリと呼ばれるので、店員さんとの会話で出てきた際にはどっちのことを言っているのか間違えないようにしないといけない。
ROMについてはストレージとも言うので、言い方を変えることで混同を防ぐ方法もある。
パソコンと違ってスマホではRAM増設というのはない。一方ROMについてはSDカード等を購入して既存のROMに加えて記憶領域を確保することは可能。
ただし一つ注意しなくてはいけないことがある。SDカードにはアプリを保存することができない。ギークな層がいろいろと改造してSDカードにアプリを保存することはあっても、いろいろと動作上の懸念から出荷状態では内蔵メモリ(ストレージ)にしかアプリを保存できないようになっている。
だから仮に内蔵メモリ(ストレージ)が8Gのローレンジスマホ(安いやつ)を買ったとすると、あんまり多くのアプリをインストールすることはできないと考えてよい。
可能な限りプリインストールアプリ(出荷時点でインストールされているアプリ)を削除していって、必要なアプリを選びながら入れていくという形になる。