3G・4Gって? /スマホを選ぶ際に必要な機能やスペックの見方や知識を必要なことだけイチから話します。
この回は電波の種類の話。
よく耳にする3Gとか4Gっていうのは通信規格のこと。簡単に言うと電波の種類。
GとはGenerationの略で世代のこと。1G・2G・3G・4G・5Gとあって、数字が大きいほど新しいもの。
1Gはアナログ回線で通話のみ。まだ携帯電話の形にはなっておらず、自動車電話や肩にかけて運ぶショルダーフォンという時代。
デジタルの2Gになって初めて携帯電話になった。また2Gからはメール・ネットに対応している。
次の世代の3Gになると、通信量も格段に増加し、この頃iPhoneの国内での盛り上がりもあり、始めて3Gでスマホデビューした人も多いと思う。
ただスマホが普及したこと、一度に大容量の通信が可能になったことで、通信量の総量も当然のことながら格段に増加し、通信網を圧迫した。
そこで新しく開発されたのが4G。各社が宣伝でLTEという呼び方をしているけれど、LTEは4Gの一種。4Gが現在の主力といっていい。
4Gのおかげでモバイル端末でもYoutubeをストレスなく見たり、SNSに動画をアップして楽しむといったことも容易になった。
ただ4Gにも欠点があり、それが電波が3Gよりも弱いことで、基地局を拡充するまでは3Gと4Gの併用が主だった。
2018年現在は4Gが十分に普及し、逆に一部通信会社の一部帯域において3Gサービスが終了しているところもある。
さらにIoTとよばれるすべてのモノとモノをネットでつないでいく将来的な社会を見越し、5Gと呼ばれる最新の規格の開発が進められている。
現在すでにテストが実施されていて、日本では2020年以降に一般ユーザー向けに実装されるのではと言われている。
ちなみに日本のように新世代の通信規格が次々に広がるのは世界の中でみればまだまだごく一部で、多くの国ではまだ主力が3Gだったり、アフリカにいったりすれば場合によっては2Gの電波を掴まないといけないこともある。